関係各位
10ポイント マストシステム競技の採点基準についての確認
(一社)日本ボクシング連盟
審判部長 東 弘 樹
審判執行部では競技の採点基準について再確認することで、審判員の採点技術の向上と平準化を図るため、下記のことを周知することといたしましたので、ご確認願います。
記
1.クオリティブローとは、ターゲットエリアへの体の重みを伴った打撃。または、肩の重みを伴った打撃。このいずれかである。
2.競技規則どおりに、『1.クオリティブローの数』を一番に重視する。数が同じ場合は、『2.技術・戦術』、『3.積極性』で判断する。
3.打撃が同じ数なら、『質(強さ』を重視するが、3発のクオリティブローに対する1発の 強いクオリティブローの場合は、3発のクオリティブローを評価すべきである。
打撃の 強さに関係なく、クオリティブローの多い選手の方がラウンドを支配していると言える からである。
4.『手打ちパンチ』と『クオリティブロー』の見極めが大事である。
5.1ラウンド毎に選手の評価をリセットし、ラウンド毎に選手を評価するのが『10ポイント マストシステム』である。
6.明らかに反則を伴う打撃はカウントしない。
例:プッシュ、ホールドしながらの打撃、ナックルパートで打っていない打撃、頭を下げな がらの打撃等)反則かどうか判らない場合は、カウントする。
7.ジャッジは、自分の見えていないパンチはカウントしてはならない。
以 上