英国(イギリス連邦)ボクシング連盟は4月30日から5月14日までタシュケント(ウズベキスタン国内)で開催される男子世界選手権へのボイコット(不参加)を表明しました。英国は先月インドで開催された女子世界選手権もボイコットしましたが、男子大会への言及はこれまでありませんでした。
IBA(国際ボクシング協会)の方針への懸念を意思表示するボイコット運動は欧米の17カ国で行われています。英国連盟はボイコットの理由について「オリンピック計画におけるボクシングの地位の将来について『継続的な懸念』と、ロシアとベラルーシのボクシング選手団が『国旗の下でボクシング競技をすること』がIOC(国際オリンピック委員会)の方針に反している」としています。その中で英国連盟は、昨今のウクライナでの戦争についても懸念の一つに挙げました。
IOCとIBAの関係はこの数年間、連帯関係が凍結した状態で、前者の要求した課題のうち、ガバナンスの懸念、財務の不正、透明性の欠如が残されています。
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