日本とキューバの合同練習に
見入るカザフスタン勢
カザフスタンの強豪に向け
積極的にジャブを出す森脇
カザフスタンのアルマトイの中心地から、東に車でおよそ1時間をかけて移動したタルガルという町の山奥にある『世界ボクシングアカデミー』では、日本、カザフスタン、キューバ、ハンガリーの4カ国が集まった合同合宿が後半に入っています。雪山にあるこの施設は暖房環境が充実していますが、外は乾燥して寒く、インターネットからも遮断に近い状況で、まさにボクシングに専念といったところ。
男子におけるこの競技のトップ争いはロシア、カザフスタン、ウズベキスタン、キューバの4強が現状です。そのうちの2カ国のトップメンバーに混ざって、条件付きのマスボクシングを中心としたトレーニングを連日行うことは、日本の代表候補たちが実戦感覚を養うために貴重であることは言うまでもありません。52kg級の田中亮明は「正月モードだった体が刺激され、少しずつ動けるようになってきた。キューバは駆け引きを磨くように練習していて、カザフスタンは一生懸命なのでフィジカルの強さを感じる。仮にここで勝てなくてもオリンピックで自分が勝てるようにという意識で臨んでいる」と、志を改めて語りました。
女子はさらに別の町にあるツェントル・オリムピスコイ・パドガトフキという公共施設で合宿中です。がんばれニッポン!
【男子参加選手】
52kg級・田中亮明(中京高校・教員)
57kg級・堤駿斗(東洋大学)
63kg級・成松大介(自衛隊体育学校)
69kg級・岡澤セオン(鹿児島県体育協会)
75kg級・森脇唯人(自衛隊体育学校)
81kg級・梅村錬(拓殖大学)
キューバ・チームとの練習後に