「不可能」を実現させる
日本のチカラ!
2020年東京オリンピックのボクシング開催国枠のメンバーが選出された20日、ジャパン・スポーツ・オリンピック・スクエア(東京・新宿区)では、その発表会見で、同オリンピックにおける男子ボクシングチーム名を阿修羅ジャパン、女子チーム名をブルーローズ・ジャパンと決めたことも報告しました。
チーム名誕生について本連盟・事務局長の菊池浩吉は「今月13日、アジア・オセアニア予選から帰国した際の空港会見で、選手たちから自然と発せられた名称をそのまま使うことにした」と説明しています。具体的な流れとしては、先に女子51kg級・並木月海(自衛隊体育学校)と女子57kg級・入江聖奈(日本体育大学)から上記の名称が挙がりました。ブルー・ローズは長年、開発不可能と言われてきたにも関わらず実現したことから「夢はかなう」という花言葉があることも命名の由来となっています。これを男子で予選通過した69kg級・岡澤セオン(鹿児島県体育協会)が絶賛し、「男子には強き闘いの神様を…」という流れで阿修羅が発言されました。
20日の会見ではチーム名にちなんだポーズでの撮影(写真参照)があった他、豪州企業との共同研究でブルーローズを開発したサントリーフラワーズ社様から花束の贈呈も頂きました。本連盟・会長の内田貞信は男女両チームについて「アジア・オセアニア予選を見る限り、負けた選手も僅差だった。修正すれば十分にオリンピックでメダルを狙える」と会見で期待を寄せています。
阿修羅ジャパンとブルーローズ・ジャパン、そしてこの両チームに加わることを目指して世界予選を意識する日本代表候補たちの今後について、本連盟・強化委員長の本博国には次のように報告しました。
「新型コロナウイルスの被害拡大前は、4月にタイのパタヤでオープン国際トーナメントに参加し、5月にロシアのハバロフスクでコンスタンチン・コロトコフ国際トーナメントで参加しようと思っていました。5月は御嶽山(岐阜県)で高地トレーニングを2週間行い、会津若松(福島県)で第2次合宿、選手村に入る2週間前にナショナルトレーニングセンター(東京・北区)で第3次合宿を計画していましたが、コロナウィルス対策の影響で、タイでは国際大会が無期限延期となり、ロシアでは入国規制がかかっています。4月のナショナルトレーニングセンターの宿泊予定もキャンセルしましたが、6月に行われるカザフスタン大統領杯であれば、今のところ、参加可能だと思っています。世界最終予選については、現在、開催の目処が立っていませんが、急に決まっても対応できるように、5月頃から指導していきたいと考えています」
追加されると調整されます!