12月8日正午から都内で開かれた2020年東京オリンピックの女子ボクシングにおける「予選代表選手」と「開催国枠の候補」を決めるボックスオフ。終了後の記者会見を元に前編・後編でインタビューをまとめました。
51kg級・並木月海
(自衛隊体育学校)
――勝ち残った感想は?
「うれしいというか、ほっとしたというのが正直な感想です。東京オリンピックには自力で行きたいと思っているので、予選で枠を取れるように頑張っていきたいと思っています。自分のボクシングをしっかり表現できるようにしていきたいです」
――今日の試合内容については?
「勝ったなと思いました。満足できる試合はなかったんですけど、しっかり勝ちにこだわる試合でした。もっと自分の距離でパンチを当てたかったと思っているのですが、そうじゃなくてもパンチを打つことは実行できたと思っているので、いい面と悪い面がありました。次につなげられるようにしていきたいです」
――並木選手のボクシングの持ち味は?
「フットワークの軽さとパンチの強さが武器だと思ってるので、単調にならないように、もっと前後・左右に自由に動けるようになりたいと思います」
――並木選手にとってオリンピックとは?
「夢的なものでしたけど、今は目標に変わったので、しっかりと自分で東京オリンピックに出られるように頑張っていきたいです」
57kg級・入江聖奈
(日本体育大学)
――勝ち残った感想は?
「今日勝てたことはうれしいしですが、ここがゴールじゃないので、しっかり予選で枠を取って、オリンピックの金メダル目指して頑張っていきたいと思っています」
――今日の試合内容については?
「ここで勝たないと何も始まらなかったので、すごくほっとしました。自分は波に乗れたらフェザー級ではスピードがあるほうだと言われているので、それをさらに磨いていきたいと思っています」
――入江選手のボクシングの持ち味は?
「ガンガン攻めていくことだと思っているので、外国人にも気持ちで負けずに攻めて行きたいと思っています」
――入江選手にとってオリンピックとは?
「東京オリンピックは小学6年生の時から目指し続けてきた舞台だったので、しっかりそこで結果が出せるように今後も頑張っていきたいと思います」
日本ボクシング会長・内田貞信
「日本の女子ボクシングは世界でもレベルが高いです。今回試合を観て非常に接戦だったのと、代表に決まった選手はオリンピックに出て、負けた選手の分も頑張っていただきたいと思いました。最初のアジア・オセアニア予選(2月・武漢)でできるだけ多くの枠を取って、(代表候補の日本人が)全階級で出られるようにしていただきたいです。チャンスがあれば、十分メダルに手が届く選手たちだと思っています」