クロアチアのポレッチで開催中の『ヨーロッパU22選手権』では、戦闘状態に陥ったウクライナの選手が、IBA(国際ボクシング協会)のサポートによって出場しています。
IBAのイシュトヴァン・コバチ事務局長は「選手の安全と幸福は私たちの最優先事項であり、先日の臨時理事会でウクライナの選手が国際大会に参加する費用を全額負担することが決定している」と述べ、今後も同国のボクシング・チームには、人道支援のみならず、さまざまなサポートを提供するとしています。同じ理事会では、ロシアとベラルーシの選手・役員が、運営上関わる必要がある場合以外、参加を禁止する方針が決まり、この大会に適用されました。
ヨーロッパU22選手権は、男子13階級・女子12階級に39の国と地域から319選手が派遣され、13日に競技がスタートしました。22日に女子の決勝戦、23日に男子の決勝戦が行われる予定です。
大会初日の様子