前列の左から
津端・鬼頭・濱本・晝田・河野
2020年東京五輪で実施されるフライ級(48kg~51kg)、フェザー級(54kg~57kg)、ライト級(57kg~60kg)、ウェルター級(64kg~69kg)、ミドル級(69kg~75kg)における2019年全日本女子ボクシング選手権(北海道大会)の優勝者は、12月に予定されているボックスオフで世界選手権の同階級代表と、東京五輪の最終代表選考として一騎打ちとなります。
【2019年全日本女子選手権・五輪実施階級優勝者】
フライ級:河野沙捺(静岡・渡辺溶接所)
フェザー級:晝田瑞希(岡崎・自衛隊体育学校)
ライト級:濱本紗也(京都・日本大学)
ウェルター級:鬼頭茉依(愛知・鬼頭塗装店)
ミドル級:津端ありさ(東京・西埼玉中央病院)
【2019年世界女子選手権・五輪実施階級日本代表】
フライ級:並木月海(自衛隊体育学校)
フェザー級:入江聖奈(日本体育大学)
ライト級:釘宮智子(警視庁)
男子では「2019年世界選手権でのメダル獲得」の条件を満たす選手がいなかったため、結果的に、来月21日から24日にかけ、鹿児島の阿久根市総合体育館で行われる第89回全日本選手権の優勝者が、その権利を得ることになりました。国内選考は男子も女子もいよいよ最終決戦です。
IOC(国際オリンピック委員会)は、2020年東京五輪のアジア・オセアニア予選は2月3日から14日まで中国の武漢、世界最終予選は5月13日から24日までフランスのパリで行うことを発表しています。日本には開催国枠として男子4・女子2も保障されています。
ちなみに現在、アジア・オセアニア予選の開催地となる武漢では、CISM(国際軍人スポーツ評議会)による第7回世界軍人競技大会が開幕し、ボクシング競技も今月19日から26日まで実施されています。実施されているのは男子の旧区分の全階級と女子の東京五輪階級(上述)で、この会場が予選に用いられる可能性
も高いです。私たちが全国各地で激しく切磋琢磨を繰り返している間、スクールボーイ、ジュニア、ユース、大学生、軍人など様々なジャンルに分けられ、世界中のボクサーたちも五輪への訓練を重ねているのです。