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東京五輪】外出自粛中も前向きに!予選が転機となった岡澤セオンのカレーづくり

2020-04-15 07:33:47

 新型コロナウイルス禍により、外出自粛が求められたアスリートたちが取り組んでいるのは「自宅トレーニング」とも限らないようです。例えば、東京オリンピックのアジア・オセアニア予選で日本男子唯一の通過を決めた69kg級(ウェルター級)の岡澤セオン(鹿児島県体育協会)は、それ以前から自宅でのカレーづくりのレベルアップに励んでいました。これとボクシングには何か共通点があるのでしょうか?
 以前に本連盟で行ったアンケートで、岡澤は好きな食べ物に「寿司」を挙げたものの、趣味は「カレーづくり」と答えていました。「寿司は素人に握れないだろうと思って、入門しやすそうだったカレーを選んだ」というのがきっかけだったと言うものの、いざ取り組んでみるとその奥深さに悪戦苦闘することも多いとか。最近では本格的なインドカレーをつくるために、ライスまでこだわっていました。

「ボクシングで練習日記をつける人は多いと思うんですけど、僕も日によってカレーにどんな味がしたか、レシピと発見を記録し続けています」(岡澤)

岡澤の手製カレー

 

 そんなインドカレー修行で一つの転機だったのはアジア・オセアニア予選でした。岡澤を2回戦で破って通過を危うくさせたのは、インドの代表選手だったのです。「カレー愛が揺らいだ」というのは本当なのか、ここ2日間、岡澤が取り組んでいたのは手打ちラーメンづくりでした。

 

岡澤の手打ちラーメン

 

「ボクシングと料理で共通した僕のモットーは“楽しむこと”。楽しめばいつでもポジティブな発想がたくさん浮かんできます。楽しめなかったら最低限のこともできなくなる。だから延期されたオリンピックにも“我慢しただけ満足度の高いものを味わえる”とワクワクしながら練習に取り組んでいます」(岡澤)

(インドの強豪ビカス選手とのアジア・オセアニア予選)

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