今年6月のサハリンでの交流
2017年から日本の北海道とも定期的にボクシング交流を続けているロシア領サハリンでは、今月14日から17日にかけて7か国の都市が参加する地域間国際大会が行われます。対象は2002年から2005年生まれで会場はユジノサハリンスク州スポーツセンターです。国際大会といえば国ごとでチームを構成して参加する印象があるかも知れませんが、ローカルな大会のチーム構成は大小様々です。この大会では、北海道(日本)や開催地ユジノサハリンスク(サハリン州都)の他に、ウラジオストク(ロシア)、ハバロフスク(同)、ドンバス(ウクライナ)、龍仁 (韓国)、パレルモ(イタリア)、キルギス、ベラルーシのボクシング・チームが参加。かつてはオリンピックの金2・銅1、世界選手権の金・銀・銅のメダルを1個ずつ獲得し、現在は政治家としてサハリンのボクシング強化に努めるオレグ・サイトフ氏から、北海道ボクシング連盟に連絡があり、急遽、参加することになったとのことです。これは直接的な五輪事業ではありませんが、オリンピック種目であるからこそ、他都市のボクシング連盟と意思の疎通を取りやすいのは確かです。今後は別地域でも国際的なスポーツ振興の増加が期待されます。
来日時のサイトフ氏(2017年)