数日後にいよいよ日本代表が男子世界選手権に向けてタシュケント(ウズベキスタン国内)に出発しますが、ボクシングを通じた国際交流は、こうした大会出場に限らず、10年以上前に比べるとハードルが大きく下がりました。
先日もオーストラリア在住のアブドラ・モハマンディ選手(アフガニスタン)が個人で日本を訪れ、東洋大学で合同合宿をおこなったとのことです。
それ以前にも、モハド・ハヌルディーン選手(シンガポール)が駒澤大学キャンパス内で合宿に合流し、コロナ禍以前は他国の代表チームが味の素ナショナルトレーニングセンターで合宿をおこなうなど、交流は多数あります。そしてその後に世界選手権やオリンピックで金メダルを獲得した選手もいます。
日本国内の選手とスパーリングのような実戦練習をすれば、国際大会で勝つ想定力が高まり、ボクシングをきっかけに互いの理解力を高める友好にもつながっているようです。激しく闘う競技の奇跡と言っても、過言ではないかもしれません。
[男子世界選手権2023日本代表]
48kg:荒竹一真(駒澤大学)
51kg:坪井智也(自衛隊体育学校)
54kg:田中将吾(東洋大学)
57kg:原田周大(専修大学)
60kg:大橋蓮(東京農業大学)
63.5kg:秋山佑汰(自衛隊体育学校)
67kg:脇田夢叶(日本体育大学)
71kg:岡澤セオン(株式会社INSPA)
80kg:荒本一成(株式会社SEBE)