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ホーム > 【インタビュー】「高校の激闘王」が熱くなっても忘れない心掛け(高橋麗斗)

インタビュー】「高校の激闘王」が熱くなっても忘れない心掛け(高橋麗斗)

2019-12-17 15:25:03

 今年、国際大会で活躍した日本の有望選手たちは国際大会に向けてどんな対策を練り、どんな教訓を学び帰ったのか。第3弾は、アジア・ユース選手権で男子64kg級の銅メダルを獲得した高橋麗斗(沼南高校)のインタビューです。

 

――今年はインターハイ優勝で、初の国際大会出場、アジア・ユース選手権への出場権を得ました。
高橋「出るからには金メダルが欲しかったのが正直な感想です。海外の選手はポイントの取り方が日本と違うのと、細い選手でもすごく体幹がしっかりしているのを感じました。だから、もっと速い出入りをした方がよかったのかなと思っています」

 

――高橋選手は高校進学後に宇佐美正パトリック選手(興国高校)と脇田夢叶選手(日章学園高校)に1敗ずつ。他はアジア・ジュニア選手権で最優秀選手賞を獲得した田中空選手(武相高校)に何度か負けた初期がありました。
高橋「田中君のことはリスペクトはしていますけど、普段から特別意識はしていないです。誰にも負けないことを心がけているので。でもトーナメントが始まると、一番強いのが田中君だと感じるので、結果的に意識するところがあります。プレッシャーをかける技術と回転の速さが手強いです」

 

――田中選手も高橋選手も“激闘タイプ”なので、直接対決はもちろん、他の選手と戦うときも毎回試合が熱くなりますね。
高橋「言い方を変えると接戦になっていることが多いので、競らないではっきり勝つ試合がしたいと本当は思っています。ただ、いつも最終ラウンドに、つい勝負に出てしまいます」

 

――それはプライドですか?
高橋「相手が強い気迫で来ると、自分の気持ちも高まってくるところはありますね。むっとしてるわけじゃないんですけど、もっといい試合が出来るんじゃないのかなって。そういうときでも、クリーンヒットをもらわないことだけは心がけています」

 

――自分の性格を分析すると?
高橋「ボクシングでは心配症です。普段はマイペースですね」

 

――ボクシングを始めたきっかけを教えてください。

高橋「元々、物心がついた頃には、兄の拓斗と一緒に空手をやっていて、兄がボクシングを始めたので、自分もついていって始めることになりました。高校に入る前から指導を受けていた坂巻(義男)先生に、そのまま教わりたかったので沼南高校を選びました」

 

――坂巻先生のどういった指導に惹かれますか?
高橋「自分でどう戦うか考えさせるところですかね。ヒントをこっちにくれて答えを教えてくれないんですけど、それがすごく合っています」

 

――今後の目標を教えてください。
高橋「大学リーグ戦で活躍したいです。高校3年間、みんなと練習するのが楽しかったので、大学4年間でも友達と一緒にボクシングをできる楽しみを感じたいです。 それで個人戦の成績が伴ってきたら、また国際大会にも出てみたいです」

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