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全日本選手権】金メダリスト村田諒太も東京五輪に期待

2019-11-30 17:03:38

2010年の全日本チーム時代の

村田諒太(一番奥=中国)

 

 日本ボクシング界がオリンピックで獲得してきたメダルは金2・銅3です。最後の獲得は2012年ロンドン・オリンピックでの村田諒太(東洋大学・職員)によるミドル級(75kg級)金メダルになります。金メダル獲得は1964年東京五輪でのバンタム級(54kg級)の桜井孝雄(中央大学)以来、48年ぶりであり、「半世紀ぶりの快挙」と様々なメディアで報じられ、競技そのものの国内認知度も高めるきっかけにもなりました。また、ロンドン五輪ではバンタム級(56kg級)の清水聡(自衛隊体育学校)も銅メダルを獲得し、日本史上初の複数メダル獲得でもありました。
 村田選手はその翌年からプロボクシングに路線を移し、来月にもWBA世界ミドル級王座の防衛戦を控えていますが、それに向けた28日の公開練習では、第89回全日本選手権についても熱弁するひと幕がありました。
 テレビ中継で観戦した村田選手は、大学の後輩にもあたる57kg級・堤駿斗(東洋大学)を特に評価し、決勝での藤田健児(自衛隊体育学校)戦について「初回は健児の動きがよかったが、2、3ラウンドでペースを奪い返して、これは強いと思った。健児は本来の階級から下げて、体格的には優位に立ち、スピードも増したが、減量の影響で集中力とスタミナが切れた。3ラウンドの短時間に、ボクシングの奥深さを感じた」と解説しました。他にも、52kg級優勝の田中亮明(中京高校・教員)や75kg級優勝の森脇唯人(自衛隊体育学校)らの名を挙げて、決勝戦でのパフォーマンスを評価し、自身の経験についても「海外の遠征先によっては洗濯物を手で洗ったりと苦労したが、それらも後々、経験として活きている。スパーリングでも、初対面の相手でも臆さずできる。若い時に苦労してよかった」と振り返り、「みんなで東京オリンピックに出てほしい」とエールを送りました。
 今も関東大学リーグ戦などに積極的に足を運ぶ金メダリスト。オリンピック・ボクシングへの情熱は、村田選手に限らず、人生の舞台を様々な場に移した人々からも根強く感じてきます。

ロンドンから凱旋帰国した際の村田

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