来月1日から世界のボクシング連盟を統括するAIBA(国際ボクシング協会)は、男子を10階級から13階級、女子を10階級から12階級に変更します。これは、6月28日に行われた同協会の記者会見で公式発表されたもので「平等と安全を踏まえ、全加盟国のボクシング連盟からの意見を集めて決めた」とのことです。
男子のミドル級より軽い階級は、約20年前までの区分に戻る形となります。
なお、AIBAは現在、IOC(国際オリンピック委員会)の公認団体ではなく、この階級変更も、近々の東京オリンピックや、2024年のパリ・オリンピックとは無関係となります。パリ・オリンピックの男子ボクシングが8階級から7階級、女子ボクシングが5階級から6階級に調整されることには変更なく、IOCのボクシング・タスクフォースから、その体重区分が発表される予定です。
※単位はそれぞれキログラム
[男子]
ミニマム級:46-48
フライ級:51
バンタム級:54
フェザー級:57
ライト級:60
ライトウェルター級:63.5
ウェルター級:67
ライトミドル級:71
ミドル級:75
ライトヘビー級:80
クルーザー級:86
ヘビー級:92
スーパーヘビー級:92超
[女子]
ミニマム級:45-48
ライトフライ級:50
フライ級:52
バンタム級:54
フェザー級:57
ライト級:60
ライトウェルター級:63
ウェルター級:66
ライトミドル級:70
ミドル級:75
ライトヘビー級:81
ヘビー級:81超
(計量の演出も模索している近年のAIBA)