ベトナムの首都ハノイとその周辺都市では5月12日から23日にかけ、『第31回東南アジア競技大会』が開かれ、ボクシング競技はバクニン市内の会場で行われました。
South East Asiaの頭文字を取って“SEA(シー)ゲームズ”と呼ばれるこの大会は、東南アジアで圧倒的な人気を誇り、新型コロナウイルス感染症問題で昨年から延期された今回でも、この地域のボクシング代表選手は、同時期にイスタンブールで開催された女子世界選手権より優先する傾向が顕著でした。
昨年の東京オリンピック・女子フェザー級の決勝で入江聖奈(日本体育大学)と接戦を繰り広げたネスティ・ペテシオ選手(フィリピン)もこの大会に出場。ライト級で2階級制覇を狙いましたが、準決勝でトラン・ティ・リン選手(ベトナム)にポイント負けとなりました。
その他にもフィリピン勢では、男子の金メダルを3個獲得で奮闘しましたが、ボクシング競技の総合優勝は金4個・銀2個・銅3個のメダルを獲得したタイ。全種目の総合成績ではベトナムが19年ぶりの優勝となりました。
タイは同時期に女子世界選手権にも選手を派遣し、銀1個・銅2個のメダルを獲得しています。
(女子ライト級・準決勝)
(2021年からの延期開催となりました)
決勝戦・結果①
決勝戦・結果②