東京・墨田区の両国国技館では2020年東京五輪・ボクシング競技のテストイベントが、今日29日から31日にかけて行われています(関係者のみによる非公開)。日本の参加選手は次のとおりです。
【女子フライ級(48kg~51kg)】
河野沙捺(静岡県連盟)
木下鈴花(日本体育大学)
【女子ライト級(57kg~60kg)】
釘宮智子(警視庁)
桺井妃奈美(近畿大学)
【女子ミドル級(69kg~75kg)】
大谷美結(神奈川県警)
【男子フライ級(49kg~51kg)】
柏﨑刀翔(福井県スポーツ協会)
田中亮明(中京高校・教員)
【男子ライト級(57kg~63kg)】
成松大介(自衛隊体育学校)
平川優貴(山形屋)
【男子ウェルター級(63kg~69kg)】
岡澤セオン(鹿児島県体育協会)
金城大明(自衛隊体育学校)
【男子ミドル級(69kg~75kg)】
森脇唯人(自衛隊体育学校)
細野恭兵(近畿大学)
【男子ヘビー級(81kg~91kg)】
遠藤幸佑(トヨタ自動車)
その他、ブラジル、韓国、イギリス、オーストラリア、カザフスタン、インドの選手も競技に参加しており、中には世界選手権や五輪でメダルを獲得した選手も見られます。男子は日本代表を選定する全日本選手権を来月下旬(21日~25日・鹿児島県阿久根市)に控えており、このテストで経験を積むことは1つの冒険と言えるかもしれません。29日の競技では平川と細野が敗れ、柏崎、金城、岡澤、森脇が勝ちました。また柳井対釘宮による1回戦では、釘宮が勝っています。外国の選手では女子ライト級のKo Hyunyoung(韓国)とVolossenko Rimma(カザフスタン)では後者が勝ちました。
また、IOC(国際オリンピック委員会)で東京五輪ボクシング競技に関する特別作業部会の座長を務めている渡辺守成氏は、既報の新採点システム導入は「大会直前のルール変更が人々の信頼を失わせてきたため、変えるのであれば検討は大会後」として、東京五輪では採用しないとコメント。同五輪の採点には旧来の「10点法」が用いられる予定であることが報じられています。