順調に仕上がってきた堤
1月13日は令和初の「成人の日」でした。埼玉県川口市の成人式では今年のオリンピックとパラリンピックの成功を祈って、1964年の東京オリンピックで用いられた聖火台に、火を灯す催しも行われました。
ボクシング界の新成人のうち、男子57kg級の堤駿斗(東洋大学)はカザフスタンで合宿先のこの日を迎えました。堤は1999年生まれ。同年と1998年に生まれた選手には、格闘技界で活躍することが多いと言われ、しばしば「黄金世代」と呼ばれています。堤と共通点の多いキャリアを持つ女子51kg級の並木月海(自衛隊体育学校)は1998年生まれです。
堤と同学年では中垣龍汰朗(当時・日章学園高校)が、日本人で初めてアジア・ジュニア選手権で優勝し、アジア・ユース選手権でも優勝。今永虎雅(当時・王寺工業高校)と荒本一成(同)は高校3年間で出場できる全国大会を初めて8度とも制覇するなど、快挙が続きました。堤は習志野高校時代に、アジア・ユース選手権と世界ユース選手権で日本史上初優勝を収めています。
当日、堤は「今回のように個人的なイベントとボクシングの行事が重なることがすっかり多くなったが、それも、オリンピックでの金メダル獲得への道だと思えば頑張れる。専念してきたからこそ金メダルを取りたい」と改めて決意を表明しました。
決意を新たに実戦に臨む