ポーランドのキエルツェで開催中の世界ユース選手権では、現地時間19日に準々決勝戦が行われました。男女合計20階級の表彰台入りがかかったこのステージに勝ち進んだ選手は、国別にすると1位がロシアで13名、2位がウズベキスタンの12名、3位がカザフスタンとウクライナの10名で、5位がインドの9名。これに女子ボクシング文化を持たないキューバと開催国のポーランドが6名で続きました。
日本勢では男子52kg級・吉良大弥(王寺工業高校)と男子60kg級・堤麗斗(東洋大学)が残りました。
(吉良は接戦を落とした)
吉良はシャフゾド・ムザファロフ選手(ウズベキスタン)を相手に、中盤以降の接戦を明確に制すことができず、0-5(ジャッジ5者とも28対29)で敗退となりました。
堤はヤディエル・モンテロ・エレラ選手(キューバ)との大きな身長差に屈することなく第1ラウンドの長距離戦から後半の接近戦まで優勢に進め、5-0(30対25が3者、29対26、30対26が1者ずつ ※対戦相手に減点1あり)のポイント勝ち。メダル獲得を確定させました。
20日(※現地時間)の準決勝で堤は、ラドスラフ・ロセノフ選手(ブルガリア)と対戦します。
(キューバを攻略した堤)
Photo by K.Tibor