今月13日からポーランドのキエルツェにあるハラレジオノウ・スポーツコンプレックスで開催されてきた世界ユース選手権(2002年と2003年生まれの男女対象)では、現地時間23日、堤麗斗(東洋大学)が、男子60kg級(ライト級)の金メダルを獲得しました。
準決勝までの4試合をほぼ完勝で突破した堤は、決勝戦で長身・右構えのイエルヌル・スユンバイ選手(カザフスタン)に、第1ラウンドから採点が割れる試合となりましたが、ひと回り大きな相手にインパクトのあるパンチを多く打ち込み、最終的な採点は28対29、30対27、30対27、29対28、29対28の4-1でポイント勝ち。大会史上2人目の日本人・金メダリストとなりました。
日本出発前にはプロ世界王者・井上尚弥選手ともスパーリングをして臨んだ堤(SNSより)
史上1人目の金メダリストは2016年の堤駿斗(当時・習志野高校)で、堤の実兄にあたります。また、過去の日本代表では、保坂剛(東福岡高校)、鈴木稔弘(駿台学園高校)、木下鈴花(米子南高校)、入江聖奈(米子西高校)、宇佐美正パトリック(興国高校)に銅メダル獲得の実績があります(※入江は2回獲得)。
(決勝戦の中継)
(Photos by Margit Kincses)