10月3日から13日にかけ、ロシア連邦内・ブリヤート共和国のウラン・ウデで開催される『第11回世界女子ボクシング選手権』に向け、日本から出場する5人の代表選手とコーチ陣も、9月29日、成田空港からモスクワ経由で現地に入りました(参照)。 現地の平均気温は10度を下回っており、日本の真冬のような感覚を覚えているとのことです。
【日本代表】
48kg ライトフライ級:仲田輸幸(平成国際大学)
51kg フライ級:並木月海(自衛隊体育学校)
54kg バンタム級:濱本紗也(日本大学)
57kg フェザー級:入江聖奈(日本体育大学)
60kg ライト級:釘宮智子(警視庁)
今回の日本代表は7月に3日間、味の素ナショナルトレーニングセンター(東京・北区)で実施された選考会で決まりました。日本女子ボクシング界にとって10月は、この選手権のみならず、国民体育大会(茨城)、全日本女子選手権(北海道)が次々に開かれる1年で最も充実した月になります。
世界女子選手権にバンタム級で出場し、帰国後、すぐに札幌へ移動し、全日本女子選手権ではライト級で出場するのは濱本。五輪を意識した冒険的な階級調整ですが「ライト級の上限いっぱいで戦う予定ではないし、練習と同じコンディションのナチュラルな体重になるので、短期間の調整にもポジティブに向き合える」と世界選手権にも影響しない自信を示しました。昨年、インドのニューデリーで開かれた前回大会で、日本勢では48kg級・和田まどか(福井県スポーツ協会)と51kg級・並木月海(自衛隊体育学校)が銅メダルを獲得しています。和田は2013年済州大会でも銅メダルを獲得しており、日本の通算メダル獲得数は金0・銀0・銅3となっています。史上初の決勝進出、優勝にも今大会は期待しましょう!
【前回大会優勝者】
[48kg] Chungneijang Marykom(インド)
[51kg] Pang Chol-Mi(北朝鮮)
[54kg] Lin Yu-Ting(中華台北)
[57kg] Ornella Wahner(ドイツ)
[60kg] Kelly Harrington(アイルランド)
[64kg] Dou Dan(中国)
[69kg] Chen Nien-Chin(中華台北)
[75kg] Li Qian(中国)
[81kg] Wang Lina(中国)
[+81kg] Yang Xiaoli(中国)