並木 by AIBA
ロシア連邦のウランウデで開催されている第11回世界女子選手権では、8日、競技6日目のリングに、51kg級・並木月海(自衛隊体育学校)、57kg級・入江聖奈(日本体育大学)が上がりました。
並木は、プロボクシングのメジャー団体で世界王座挑戦、マイナー団体では世界王座獲得の実績も持つ Nina Radovanovic(セルビア)と対戦。5者とも27対30で並木を支持する採点で勝利しました。次は北朝鮮のエースで第1シードの Pang Cholmi(北朝鮮)と対戦します。安定的な強さから東京五輪・金メダリスト最有力候補と呼び声高い Pang に、今年、日本の女子選手で初めて北朝鮮の選手に勝った並木の真価が問われます。
入江は第7シードの Leonecia Sanchez(アルゼンチン)と対戦。28対29、29対28、28対29、27対30、28対29の4-1でポイント勝ちを収めました。次は今年のアジア選手権の1回戦で対戦したベテラン、Nesthy Petecio(フィリピン)との再戦です。アジア選手権では新鋭の入江が百戦錬磨のフィリピン人から勝利を収めましたが、その時はNesthyの調整不足が顕著だった一方、今回は十分に仕上げているため、安心できる相手ではありません。
勝ち残った2人の日本代表が出場する準々決勝は10日。表彰台入りをかけ、固唾を飲んで見守る試合が続きます。
高校時代に対戦歴もある入江と並木