かつて国内12冠王として君臨した佐藤幸治(日本大学OB)が、プロボクシングの日本王者、東洋太平洋王者、世界王座挑戦を経てアマチュア復帰を申請。2020年東京五輪を目指し、全日本選手権の東京予選、関東ブロック予選を通過しました。
すでに38歳の佐藤はプロのラストファイトから7年以上を経ていましたが、2000年シドニー五輪、2004年アテネ五輪の予選敗退が「人生最大の未練だった」として復帰。全日本選手権へ出場を決め、「連日の計量は以前にも経験していたが、疲れの回復が以前とは異なるので、必ずしも昔の感覚が参考になるとも限らない」と再起戦の感想を語りました。佐藤の試合には、内山高志氏(花咲徳栄高校、拓殖大学OB)、粟生隆寛(習志野高校OB)といったプロボクシング界の元世界王者も応援に姿を見せています。
これで、プロスポーツ経験者では、男子の佐藤と女子のキックボクシング元世界王者・松田玲奈(葛飾クラブ)が、五輪代表選考会を意識して、全日本選手権に出場することになりました。
復帰後3連勝となった佐藤