2018年世界ユース選手権はハンガリーのブダペストで開催され、日本勢では宇佐美正パトリック(写真)と入江聖奈が銅メダルを獲得した。(Photo by AIBA)
世界各国のボクシング連盟を統括する組織である一方で、現在、IOC(国際オリンピック委員会)から東京オリンピックへの関与を除外されているAIBA(国際ボクシング協会)は、公式ウェブサイトを通じ、11月21日、スイスのローザンヌで行われたAIBAの臨時常任理事会で、各大陸ごとにボクシングアカデミーを設立することなど、いくつかの重要な決定を発表しました。
その一つには、男女の2020年世界ユース選手権、男子の2021年世界選手権、女子の2021年世界選手権の開催地を決める入札が行われる報告もありました。今月のアジア・ユース選手権(17歳、18歳対象)では、日本も金2・銅2のメダルを獲得したことが記憶に新しいですが、世界大会の開催に関しては決定が遅れています。 AIBAのガバナンス問題から、この世代は世界ジュニア選手権(15歳、16歳対象)を経験できませんでした。一方でAIBAでは、以前に行われていたワールドカップとは別に、同じ名称の新トーナメントを東京オリンピック後に開くことが計画されています。
次のAIBA常任理事会は12月19日に中国・厦門で行われます。なお、アジアのボクシング・アカデミーも中国に開設される予定です。
AIBA常任委員会